◆枕
ポンコツに人の評価させると、優秀な人が消えるからやめたほうがいいですよね。
優秀な人は誰が見ても優秀だからちゃんと評価されるはず!っていう風潮ありますよね?
実際のところ、ニンゲンは自分のモノサシ以上のものはかれないんで、無能な人って優秀な人の判別できないんすよねぇ。
◆ハッカーと画家
ハッカーと画家は、近しい存在である、というのです。
まったくその通りだと思います。
エンジニアは冷酷で、精密で、無趣味で、A型で、コードを書くことにだけ喜びを覚える
みたいなことを上司が言っていたわけです。
そんなわけねーだろと。
なにを言ってんだこいつは・・・
と思ったもので。
◆エンジニアの評価、 イカれてませんか?
エンジニアの皆さんが採用されている評価制度はMBOですよね?
マネジメントバイオブジェクティブズ。
目標による管理・・・あるいは目標管理とかいう名前で、
E~SS目標を設定させられて、120%達成できたら昇給、みたいな。
なんやねん、120%って。
納期を守る、とかバグゼロとか、コーディングの品質をどうちゃら、
みたいな目標に対して120%の達成とかねーだろと。
そういう世界を生きてきたわけです。
そんなクソみたいな目標をたてさせる上司もまた、
冷酷で精密な元エンジニアだったりするわけです。
なぜだ!
◆我々はアーティストである
エンジニアの評価ってなんですか?
どんなエンジニアが優秀なエンジニアといえますか?
高速にタイピングができる?
即座にクラスを書ける?
デザインパターンをいっぱい知っている?
あるいはネットワークインフラを構築することが早いこと?
バグを素早く発見できる?
質問をかえましょう。
完全、完璧なコードはありますか?
バグのないコードは価値がありますか?
古いコードは無価値ですか?
新しい言語で書かれたプログラムは価値がありますか?
これらはすべて、音楽にもいえることなんです。
むずかしいチケットがあって、数日悩んで、妥当な解決策をとりあえず書いてデプロイして、
まあいいかー、となって帰ったお風呂に入ってるときに突然処理が思い浮かぶときがありますよね?
そういうことです。
ゆえに、我々はアーティストとして扱われ、アーティストのように活きなければ、
まっとうな評価や価値な生み出せないのだと、思うわけです。
◆あなたが描きたいものはなんですか?
コードを書くために生きているわけではないはずです。
その先、創造したものでなにを目指しますか?
なにを成し遂げたいですか?
人々にどんな影響を与えたいですか?
◆纏
イケてない組織ほど、こういった会話がなされることはありません。
エンジニアたちはカカシ化され、いわれたチケットを処理し、
いわれたとおりのコードを書くことを強要されているのでは。
そんな評価制度には心底嫌気がさしました。