はじめに
「フォルダ内の対象ファイル20個について、作業をお願いしよう!」
「作業して欲しいファイルをリストにして連絡しよう!」
対象ファイルリストを作成中……
ファイル選択 → F2 → コピー → 貼り付け →
ファイル選択 → F2 → コピー → 貼り付け →
ファイル選択 → F2 → コピー → 貼り付け → ……
ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
フォルダ内のファイル名が一覧で欲しい
そういうシーンがたまにあります。
右クリックの[送る]機能で、簡単に一覧を取得する方法をご紹介します!
フォルダのファイルリストを右クリックで簡単に取得できるようにする
準備1. バッチファイルを準備する
- 下記内容をコピーして、新規テキストファイルに貼り付ける
@echo off
dir /b "%~1" | clip
- 「○○.bat」という名前で保存する
ファイルの拡張子を.batにします。
ファイル名は任意です。
ここでは「ディレクトリファイル名取得.bat」として保存します。
準備2. 作成したバッチファイルを送るメニューに配置する
- Win+R → 「shell:sendto」を入力して [OK]
下記のようなパスのディレクトリが表示されます。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo
このフォルダには右クリックの[送る]機能で表示されるアプリが配置されています。
- 表示されたフォルダに、作成したバッチファイルを配置する
以上で、準備は完了です!
使い方
- ファイルリストを取得したいフォルダを右クリック
- [送る]メニュー内にある「ディレクトリファイル名取得」をクリック
- クリップボードにファイルリストが入るので、メモ帳などに貼り付け
貼り付けるとこんな感じ。
BK
作業依頼テキスト(1).txt
作業依頼テキスト(10).txt
作業依頼テキスト(11).txt
作業依頼テキスト(12).txt
……
これで、簡単にフォルダ内のファイル一覧が取得できました!
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batファイルの内容について
簡単に確認しておきます。
@echo off
dir /b "%~1" | clip
@echo off
batファイルの実行内容をプロンプトに表示しないようにします。
※[送る]実行時は一瞬プロンプト画面が表示されてすぐ消える
dir /b
dir コマンドは、対象のディレクトリ及びサブディレクトリを表示します。
/b オプションを指定することで、ファイル名とディレクトリ名だけを表示できます。
"%~1"
第一引数をダブルコーテーションを取り除いた形で取得します。
右クリックの[送る]機能は指定したフォルダのフルパスを第一引数として渡します。
試しにデスクトップにある「g_ゴミ箱」フォルダに対して実行し、プロンプトを表示してみると
C:\Users\user.name\Desktop>dir /b "C:\Users\user.name\Desktop\g_ゴミ箱" | clip
という感じです。
| clip
パイプ「|」で、dirの表示結果を clip コマンドに渡します。
clipコマンドは渡された内容をクリップボードに入れます。