【本シリーズの概要】
▼ハックしない"って何?
ハック/-Hack-は…
〔物事をうまくやるための〕こつ、アイデア [^1]
と言う意味を持っています。
この意味合いで、世の中には生活術や仕事術としての「○○ハック」という言葉が広がっていますよね。
塾や予備校で学ぶ受験対策術も「お受験ハック」です。”傾向と対策”など、大学入試の際に私もお世話になりました。
しかし、本シリーズではそういった対策術だけを記事にすることはありません。
”E資格合格のための5つのコツ”とか”○○時間で合格できるE資格”とか”覚えておきたいコスパ最強10の公式”などは期待しないでください。
ディープラーニングについて頭の中に体系を作り上げていただける様に、記事の内容もコツコツと必要な知識を述べ、体系的に整理して使えるような形を目指して作っていきます。
それが【ハックしないE資格対策記】です。
▼なぜハックしないのか
何故なら、資格試験の合格はゴールではなくあくまで客観的な知識と技術の基準として存在するものであり、合格後に知識と能力を活かせるかの方が遥かに大切だからです。
ここで一般社団法人日本ディープラーニング協会の公式ホームページからE資格の目的に関する記述を引用します。
ご挨拶
人工知能の分野は、良くも悪くも、「人工知能の定義がない」ということに由来する特徴があります。さまざまな技術を取り込む寛容性がある一方で、なんでもかんでも人工知能と言ってしまうことができ、過剰期待を生みやすい性質もあります。だからこそ、人工知能の分野においては、ある一定の知識レベル・技術レベルの基準を作るということが大変重要と考えます。本協会では、初期の重要な活動としてディープラーニングに関する資格試験を実施したいと考えています。ユーザ企業やエンジニアが、一定の知識レベルを担保することで、地に足の着いた議論や事業開発ができるものと考えています。[^2]
E資格概要
ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する。[^3]
E資格が目的としていることは引用の通りで、要するにディープラーニングについての能力と知識レベルを客観的な基準で認定して、一定のレベルを担保した上で議論や事業開発が出来るようにすために実施されているのです。
この資格が、合格後にディープラーニングを議論や事業に活かしてもらうためにあると分かった上でもう一度考えてみると、やはりハックせずにコツコツとディープラーニングについての体系を組み立てて長期的に役立つ方向に向かった方が良いなと思いませんか。
概要を読んで良いコンセプトだと感じて下さった方は是非これからのシリーズを見届けていってもらえると嬉しいです。
また、訂正、アドバイス、追加の参考資料の提案などなど、この記事をより良いものにするコメントをして下さるセカンドクリエイターの皆様をお待ちしております。
また、コメントで盛り上げて頂けるとモチベーションに繋がりますのでよろしくお願い致します!