プログラミングのマニュアルを読んで条件分岐やループなどの基本を知ることができたら、いよいよ実践……と言いたいところですがその前に知っておいたほうがいいものがありますのでそれを紹介します。
統合開発環境(IDE)
言語によってはAndroidアプリのようにマニュアルに組み込まれてるかもしれませんが、コードを書くときは統合開発環境(IDE)を使用すると便利です。IDEとはエラーの発見や予測変換など様々な便利機能があるエディタでIDEがあるプログラミング言語なら絶対それを使うべきです。言語によっておすすめのIDEは異なるので検索してください。
こちらより引用
コマンドプロンプト
プログラミングに関するページを読んでると不意に「以下のコマンドを打ち込んで」とか出てきて、「え、どこに」と思うことがあると思います。
基本的にコマンドというのはWindowsならコマンドプロンプト(スタートメニューで「cmd」と打ち込むと出てくる)やPowerShellに打ち込むものです。エラーが出たらそれを読んで検索して試行錯誤を繰り返し、何かをインストールするなどして解決しましょう。
バージョン管理
バージョン管理とはカンタンに言うとバグ修正や機能追加などコードの変更履歴を残しておくものです。
変更履歴を知ると何が嬉しいかというと、コードの変遷がわかるのでどの変更を加えた時にバグが入り込んだかなどがわかりやすくなります。
もっと高度なことを言うと、例えば新機能を作るとき新しく「ブランチ」を作ってそこに変更を加えて行き、完了したらそれを本流のコードに統合するといったことができます。なぜそんなことをするかというと、新機能を作ってる時に元のコードにバグが発見されたらいったんそこに戻って修正し再度新機能の開発をするといったことがカンタンにできるからです。バージョン管理システムがないと「新機能を加えたはずなのに動かない。一体どの変更が問題なんだ」「バグが発見された新機能を追加する前のコードに戻って直したい。でもせっかく書いた新機能のコードを消すのは嫌だしそもそも元のコードが残ってないからどこを修正すればいいのかわからない」となってしまいます。
最初のうちは
【初めてのgit&Sourcetree】初心者でも扱いやすいSourcetreeのインストール方法 | 夢幻電脳館などの記事を読んで、コマンドプロンプトではなくGUIでGitを扱えるツールを使用すると良いでしょう。
ビルドシステム
Javaなどでプログラミングをしてると、「ライブラリ」というものが必要になってきます(例えばTwitterデータ取得など)。そういうときにいちいちライブラリファイルをダウンロードしてそれをプロジェクトに追加なんてしてると無駄なことこの上ありません。IDEではライブラリの管理がMavenやGradleでカンタンにできるようになってます。
具体的には、JavaでTwitterデータを取得するための
Twitter4Jを使いたい場合、
Maven Repositoryでtwitter4jで検索すると、(Mavenでは)pom.xmlに以下のようなコードを追加すればIDEが自動でライブラリをインストールしてくれます。
<!-- https://mvnrepository.com/artifact/org.twitter4j/twitter4j-core -->
<dependency>
<groupId>org.twitter4j</groupId>
<artifactId>twitter4j-core</artifactId>
<version>4.0.7</version>
</dependency>
バージョンアップしてもわざわざ再ダウンロードなどせず、表記を変えるだけで対応できます。そして何より、他の人があなたの書いたコードを実行したい時もわざわざ使用しているライブラリを調べてダウンロードなどの手間を省くことができます。