方向性
Arduino IDEでesp32開発環境を整えて、
ESP8266Audioというライブラリを用いてmp3ファイルを再生する。
環境構築
Arduino IDEのインストール
公式サイトよりインストーラーをダウンロードし、インストーラーを実行する。
Arduino IDE で esp32の環境構築
次にArduinoを起動し、環境設定を開く。(ファイル > 環境設定 もしくは ctrl + カンマ)
環境設定内の 追加のボードマネージャーのURL
に先ほどコピーしたリンクをペースト。
OKを押して環境設定を閉じる。
そして、ボードマネージャーを開く。(ツール > ボード > ボードマネージャー)
検索ボックスでesp32と入力し、検索結果のパッケージをインストールする。
SPIFFSアップローダーのインストール
今回はmp3のファイルをesp32のFlashに書き込んで再生する。
そのための機能がSPIFFS ( SPI Flash File System ) で、そのためのプラグインをインストールする。
- githubのreleasesページに行き、最新版のzipをダウンロードする。
- zipを解凍する
C:\Users\UserName\Documents\Arduino
に toolsフォルダを作成する
C:\Users\UserName\Documents\Arduino\tools
に2で解凍してできるESP32FSフォルダをコピーする
Arduino IDEを起動して、ツールメニューに ESP32 Sketch Data Upload
が表示されていればインストール完了。
ESP8266Audioのインストール
mkdir -p ~/Arduino/libraries
cd ~/Arduino/libraries
git clone https://github.com/earlephilhower/ESP8266Audio
サンプル実行
配線
ESP | D級アンプ |
---|
GPIO 22 | Din |
GPIO 25 | LRC |
GPIO 26 | BCLK |
3v3 or 5v | Vin |
GND | GND |
参考ではBCLKとGNDの間に22pFのコンデンサーを配線している。ひとまずなくても動作確認はできる。
サンプルプログラムの用意
ツール > ボード > ESP32 Arduino > ESP32 Dev Moduleを選択する。※
ファイル > スケッチ例 > ESP8266Audio > PlayMP3FromSPIFFSを選択する。
※ ボードの選択が違うと、スケッチ例で最後の 互換性なし
に行ってしまう。
注意) サンプルプログラムでは、AudioOutputI2SNoDACを使っているが、今回はDACを使っているので、該当箇所をAudioOutputI2Sに変更する。
SPIFSアップロード
ctrl + kを押すと、開いている.inoファイルの場所をエクスプローラーで開く。
dataフォルダを作成し、そこにmp3ファイルを置き、ツール > ESP32 Sketch Data Uploadでmp3をFlashに書き込む。
実行
あとは、コンパイルして書き込めば音が再生される。