EVM運用上の注意点
以下は守(らせ)る必要があります。
稼働時間はしっかりつける
実際のところ(エンジニアの時間給)×(実働時間)と、
外注費や交通費などの諸々の経費を足した金額がPV・ACになってくるかと思います。
「適当に勤怠(稼働時間)をつけているとEVMは全く意味がない」ということです。
実績は現物ベースで
「あ〜、ここまで来たからなんとなく進捗40%だな」ではなく、
たとえばWBSを引っ張ってきて
「x項目のうちn項目終わっているから40%だな」としましょう。
進捗の割合がEVM・ブルズアイチャートに与える影響は大きいです。
きっちり耳を揃えてとまでは言いませんが、ある程度信頼性のある数字が必要です。
一定期間ごとにチェック
今回の「歌舞伎揚プロジェクト」をプロジェクト終了後に分析しましたが、
本来は一ヶ月など一定期間ごとに数字を確認します。
EVM,ブルズアイチャートで怪しい兆候が出てきたら
メンバーへのフィードバックやPMへの情報共有が必要です。
おわりに
簡単にEVM,ブルズアイチャートのサンプルを紹介しました。
EVMを導入するにあたってプロジェクトメンバーが追加でやることはないと思っています。
(稼働時間を真面目につける、ToDo,Doing,Doneをわけるくらいは日頃やってますよね・・・)
メンバーへの負担はなく、プロジェクト分析ができるEVM、
私は有効なツールだと思っています。
プロジェクトの原価が毎月きっちり100万円で進むことはありませんし、
EVが継続してPVを上回るプロジェクトがあるのかは不明ですが、
ぜひプロジェクト分析に活用していただければと思います。