1. ゲーム自動化研究所とは
1.1. できること
- PC,スマホゲームをプログラムにより自動化
- 自動周回が可能(自動レベリング,自動遠征など)
1.2. 得られる恩恵
- 自動化により同時に複数のゲームが可能
- 理論上スマホなどの端末の数だけ分身したようなもの
- ゲームに拘束されないゲームライフを送れる(家事を行っている間にレベリング)
- 楽しく学べるため流行りの言語Pythonの学習に最適
- 慣れてくれば自分で人工知能を構築することも可能
2. スマホゲーム自動化について
2.1. 従来のスマホゲーム自動化① | 画面共有アプリの使用
2.1.1. 主な手順
やり方は以下の手順です.
- TeamViewerでスマホの画像と共有
- PC上でスマホ画面を表示
- 表示された画像をキャプチャ
- PCで処理,連打ツール等でクリック
- スマホ上でクリックされた位置がタップされる
2.1.2. 課題
しかし,このTeamViewerの手法にはいくつか課題があります.
- TeamViewerが数回で使用不能になる.これはある期間使用し続けていると法人と勘違いされてしまうためと思われる.
- PCの画面,キーボード,マウスが占領される.そのため他の作業ができない
- 遅延がけっこうある.スマホの画面が高画質であると顕著に現れる.
2.1.3. 結論
PCを経由するため,複雑な処理も可能だがPCの画面,キーボード,マウスが占領される点が痛い.
2.2. 従来のスマホゲーム自動化② | 簡易自動タップアプリの使用
2.2.1. 主な手順
やり方は以下の手順です.
- クリックアシスタントなどのタップ記録アプリの起動
- クリック位置を指定
- 指定された位置タップしてループ
2.2.2. 課題
しかし,この簡易自動タップアプリの手法にはいくつか課題があります.
- 簡易的な動作しかできない.敵を判定してタップなどは不可
- スマホに寄ってはアプリの起動ごとに再起動が必要
2.2.3. 結論
手軽にでき,スマホ毎に設定できるため並列化し易い手法としては最有力だが,連打のような簡易的なタスクにしか使用できない.
2.3. 従来のスマホゲーム自動化のまとめ
従来のスマホゲーム自動化では,複雑な処理はできるが並列化しにくい手法や,手軽で並列化も容易だが,簡易的なタスクしかできないような手法があった.
2.4. Autoroid
そこで,本記事では複雑な処理もできて並列化も可能な手法(Autoroid)を提案する.
2.4.1. 主な手順
やり方は以下の手順です.
- コマンドでスマホの画面をキャプチャ
- 画像データをPCに転送
- PCで処理,タップ位置を計算
- タップ位置をスマホに転送
- スマホでタップされる
これにより,PCの画面が占領されずに処理が可能であり,スマホをPCに繋げれば何台でも同時に可能である.
また,調査段階でああるが,Wifi経由でも操作できそうであることから,スマホの台数だけブーストしてゲームを進めることができるかもしれない.
2.5. 採用システムの選び方
すべてのゲームをAutoroidを使用すれば良いかというと,そうではない.
連打のような簡易的なものはクリックアシスタントのようなものを使用したほうが効率が良い.
そこで,下記のフローを参考に適した手法を選ぶのが良いと思われる.
3. おわりに
今回はゲーム自動化研究所とスマホゲーム自動化の手法について紹介した.
次回から,簡易自動化から順に手法を紹介する予定ですので,お楽しみに.
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